〜見えない結露サインと、住まいの異変5選〜
🌦高温多湿な沖縄の暮らし。
年間平均湿度 80% 前後
「断熱材は入れたし、換気扇もあるし、うちは大丈夫!」…と思っていませんか?
でも、こんな症状が出ていたら、すでに**“湿害予備軍”**かもしれません。
🧱① 壁紙が浮いている・めくれてきた

特に北側の部屋や、家具の裏などでよく起きる現象。
実はこれ、壁内の結露や湿気による接着不良が原因のことも。
🔍【建築士の視点】
壁紙の施工不良に見えるかもしれませんが、湿気の逃げ場がない環境で起きやすい症状です。
💧② 床材が“フカフカ”している

フローリングの表面が浮いたような感じになったり、沈み込んだりしていませんか?
これは木部が湿気を吸って膨張→接着が弱くなることで起きます。
🔍【建築士の視点】
特に、非冷房エリアの床・隣室との温度差が大きい部分は要注意。
🪟③ サッシのシーリング部分が黒いカビのようなもので汚れている

窓まわりに黒ずみが見えるなら、それは夏型結露がもたらしたカビかもしれません。
🔍【建築士の視点】
サッシまわりは冷房の冷気と外気の湿度が交差するポイント。見えない“湿気の通り道”にカビが発生しやすいのです。
🧺④ 押し入れがカビ臭い/服が湿っぽい
収納スペースの奥がカビ臭い、衣類がジメジメする…それ、空気が滞っているサイン。
🔍【建築士の視点】
最近の設計では、押し入れやクローゼットに扉をつけない選択肢も増えています。
寝室や子供部屋など、来客の目に触れない空間なら、開放型収納もアリです。
🚪⑤ 使っていない部屋の空気がよどんでいる
「この部屋だけ、なんだか重い空気…」と感じたら、そこに湿気が溜まっている可能性大。
🔍【建築士の視点】
空気の流れを設計段階でつくるのはもちろんですが、**住まい手の「ドアの使い方」**も大きく影響します。
“閉めっぱなし”が常態化すると、家の中に湿気の“死角”が生まれてしまいます。
🛠“見えないサイン”を見逃さない
住宅の湿害は、「気づいた時には手遅れ」なことも。
でも、この5つの異変を早めに見つければ、被害は防げます!
☑チェックリスト:あなたの家は大丈夫?
- 壁紙のめくれや浮きがある
- フローリングがふかふかする場所がある
- サッシのシーリング部分に黒カビのような汚れがある
- 押し入れやクローゼットがカビ臭い
- 未使用の部屋がジメジメ・空気が重い
次回は、やってはいけない生活習慣5選+建築士視点の改善アイデアを特集予定です👇
📚**【湿度シリーズ④】やってはいけない湿気生活!建築士が教えるNG習慣と対策**
お楽しみに!