〜夏型結露のメカニズムを解説〜
🧊エアコンつけてるのに、なんでカビるの…?
「クーラーで除湿してるのに、なんでカビたの?」
「冷やしてる部屋は快適なのに、隣の部屋の壁がベタベタ…」
実はそれ、夏型結露の典型パターンです。
💥“夏型結露”とは?
寒い季節に見られるのが「冬型結露(窓ガラスが曇るなど)」なら、
夏の高湿度時に、冷えた場所と熱い空気がぶつかって起きるのが“夏型結露”。
つまり…
☀️ 暑くて湿った空気(未冷房の部屋)
+
❄️ 冷やされた空間(冷房を効かせた部屋)
↓
🏠 境界部で、結露が発生!
壁の内部・天井裏・収納の奥など…見えない場所で水分がたまり、カビ・腐食がじわじわ進行していくのです。
🔍 沖縄住宅でよくある“やっちゃう習慣”
- 寝室は一晩中エアコンON、でも隣の和室や納戸は無冷房
- ドアを閉めっぱなしで、部屋ごとに気温・湿度がバラバラ
- 換気も除湿も「なんとなく」で済ませている
→ 結果、“壁内”が梅雨状態に…。
🏠建築士のワンポイントアドバイス
湿度管理=「冷やす」「除く」だけじゃなく、“均す”ことも大切。
✔ ドアを開けて、空気の行き来をつくる
✔ 使用しない部屋でも、定期的に空気を動かす
✔ 除湿器は「温度差の境目エリア」に置くと効果的
✔ クローゼットや押し入れの中も、毎日開けて空気を通す
住宅は“空気の器”。その中でムラができると、湿気の逃げ場がなくなるのです。
👵リアルうちなーおばさんのひとこと
👵「暑い部屋が悪いわけじゃないけどよ〜、
冷たい部屋とケンカさせたら、そりゃ泣く子(結露)が出るさ〜!」
☝️まとめ:冷やしすぎず、空気をつなげる
夏型結露は、家の性能や素材の問題より、
「どう使ってるか」「空気をどう動かしているか」で防げることがほとんど。
“湿気は敵”ではなく、“気まぐれな生き物”。
うまく付き合うには、「気温・湿度・空気の動線」のバランスがカギです。