【沖縄の家と気候の“宿命”】第五話:RC住宅蓄熱する!

沖縄あるある 住宅事情

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👨‍🦱 お父さん: 「専門家さん、沖縄のRC住宅は、夏になると家の中がサウナみたいに暑くなるけど、なんでだわけ?」
👷 専門家: 「それは、RC住宅の熱の蓄えやすさが原因なんです。今回は、沖縄のRC住宅が持つ『断熱』の課題についてお話しします。」


RC住宅は、夏の熱をため込む!

👩 オカー: 「コンクリートの家って、なんだか涼しそうに聞こえるけどねぇ…」

コンクリートは、焼き芋屋さんの石と一緒で、熱を吸収し、一度ため込むと、なかなか熱を放出してくれません。そのため、日中の太陽の熱をたっぷり浴びたコンクリートの壁や屋根が、夜になっても熱を放出し続け、家の中がずっと暑いままになってしまうのです。

これが、沖縄のRC住宅が夏にサウナのように感じられる理由です。

既存の家でできる、断熱対策

👧 子供: 「暑いの嫌だー!どうしたらいいの?」

今住んでいる家でも、暑さ対策はできます。特に、熱が入り込みやすい「窓」を工夫することが大切です。

  • 窓の外に植栽を植える: 窓の外に木を植えたり、つる性の植物を這わせたりすると、日差しを遮ることができ、窓から入る熱を減らすことができます。
  • 遮熱フィルムを貼る: 窓ガラスに専用のフィルムを貼ることで、太陽の熱をカットし、家の中が暑くなるのを防ぐことができます。

これから家を建てるなら…

👨‍🦱 お父さん: 「これから家を建てるなら、どんなことに気をつけたらいいわけ?」

沖縄のRC住宅の暑さ対策で、最も大切なことは「窓」です。

  • 窓の戸数を減らす: 多くの住宅街では、隣家との距離が近いため、窓を開けて換気することが少ないのが現状です。窓の戸数を減らすことで、熱の入り口を減らすことができ、より効率的な断熱につながります。

まとめ

👷 専門家: 「沖縄のRC住宅は、その構造上、どうしても熱をため込みやすい宿命を背負っています。しかし、窓などの熱の入り口を工夫することで、より快適に過ごすことができますよ。」


次回・第六話は、RC住宅に潜む**「塩害」**の脅威についてお話しします。

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