沖縄あるある 住宅事情 スケブロ
👨🦱 お父さん: 「専門家さん、冬になると、窓に水滴がたくさんつくことがあるけど、あれって何だ?」
👷 専門家: 「それは『結露』といって、家が体調を崩しているサインなんです。今回は、結露の正体とその対策についてお話しします。」
なぜ窓は汗をかくの?
👧 子供: 「窓が汗をかいてるみたいだね!なんで汗をかくの?」
結露は、空気が含んでいた水蒸気が、冷たいものに触れて水に変わる現象です。
沖縄の冬は気温が18度前後と、そこまで低くありません。しかし、湿度が非常に高いのが特徴です。そのため、エアコンなどで暖めた部屋の空気が、外の冷たい空気に冷やされた窓ガラスに触れると、水滴となって現れるのです。これが、窓や壁にできる結露の正体です。
結露を放置するとどうなる?
結露は単なる水滴ではありません。もし放置すると、カビや家の劣化など、さまざまな問題を引き起こします。
- カビの繁殖: 結露はカビが最も好きな「湿気」そのものです。窓のサッシやカーテンの裏側、さらには壁や床にもカビが繁殖し、アレルギーやぜんそくの原因になることがあります。
- 家の劣化: 結露が原因で、窓枠や柱などの木材が腐食したり、壁紙が剥がれたりすることがあります。
- カビ臭い匂い: 家がカビ臭くなる原因の多くは、この結露を放置することから始まります。
今すぐできる!結露対策
👩 オカー: 「じゃあ、どうすれば結露を防げるわけ?」
結露を防ぐには、家の中の湿気を減らすことが一番大切です。
- こまめな換気: 結露は部屋の空気に含まれる水蒸気が原因です。定期的に窓を開けて、湿気を外に出しましょう。お昼の一番カラッとした時間に、家中の窓を開けるのが効果的です。
- 換気扇の活用: 換気扇は、家の中の湿気を効率よく排出してくれます。特に、お風呂やキッチンを使った後は、しばらく換気扇を回しっぱなしにしましょう。
- 除湿機を使う: 雨の日など、換気が難しい時は除湿機を活用しましょう。除湿機を使うことで、部屋の湿度を下げ、結露の発生を防ぐことができます。
まとめ
👷 専門家: 「結露は、冬の沖縄の家にとって、身近な問題です。毎日少しの工夫で、結露とカビから家を守ることができますよ。」
次回・第五話は、沖縄のRC住宅が持つ**「断熱」**という課題についてお話しします。