【台風と住宅】第18話「カーテンで被害が変わる?」

沖縄あるある 住宅事情

👩「窓割れたけど、カーテン閉めてたからガラスが飛んでこなかった!」
👷‍♂️建築士:「それ、実はちゃんと“効果アリ”なんです」

台風対策として見落としがちな「カーテンの役割」。
実は、ガラスが割れた際の**“室内被害の軽減”**に大きく関わっています。


✅ カーテンが防ぐ“2つのリスク”

① ガラス破片の飛散

  • 窓ガラスが割れると、鋭利な破片が室内に飛び散る
  • カーテンがあると、破片を“ワンクッション”で受け止めてくれる
  • 特に小さな子ども・ペットがいる家庭では重要!

👵「昔、雨戸つけてなくて割れたけど、カーテンで難を逃れたよ〜」


② 室内の“気圧変化”

  • 窓が割れると、強風で室内の気圧が一気に変わる
  • それにより、別の窓や屋根が“内側から破裂”するリスク
  • カーテンを閉めていると、空気の勢いがやや緩和される

👷‍♂️建築士:「完璧ではありませんが、“何もないよりずっとマシ”です」


✅ 台風前にできるカーテン対策

✔ 1. 厚手のカーテンにする

→ 薄いレースカーテンだけでは防御力ゼロ
→ 遮光カーテンや二重カーテンが効果的


✔ 2. カーテンレールの“隙間”を埋める

→ レール上部に大きな隙間があると、風が吹き込む可能性も
→ 養生テープなどで仮止めしておくと◎


✔ 3. 普段閉めないカーテンも“台風時はフル活用”

→ 和室・子ども部屋・廊下なども忘れず閉める
→ 閉め忘れがちな小窓・トイレの窓にも注意


✅ カーテン以外にもこんな応用を

  • 突っ張り棒+布で即席カーテン代用も可
  • 段ボールを窓内側に立てかけるとより安心(第17話参照)

✍️まとめ

カーテンはただのインテリアではありません。
**“室内を守る最後のバリア”**になることもあるのです。

☑ 台風前には必ず閉める
☑ 厚手・隙間なしがベスト
☑ 窓まわりの備えは多重にしておく

建築では守れない部分を、暮らしの工夫でカバーするのが沖縄流。


📝次回予告

【台風と住宅】第19話「カーポートは本当に危ない?」
よくある被害と、実は“飛ばさない”設置方法を建築士が解説します!

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