👨🔧おじさん:「いや〜、うちはちゃんと外壁もそろえてあるから大丈夫でしょ?見た目もキレイだしさ〜」
──そう笑って話すのは、近所の“なんでも自分でやっちゃう”系のおじさん。
👨🔧おじさん:「もともと屋根はあったからさ。サッシ付けて、壁は家と同じサイディング貼って、ほら、ぱっと見じゃ全然わからんでしょ?」
たしかに、外から見ても“増築”なんて気づかない。
最初からそういう間取りだったような仕上がりだ。
👨🔧おじさん:「中はエアコンもつけてて快適さ〜。子どもも静かに勉強できるし、最高だよ」
──ところが数年後、固定資産税の調査で役所の人が家を訪れた。
👨💼役所職員:「あれ?2階に部屋…ありましたっけ?」
(登記図面を見ながら)
おじさん、ちょっと動揺。
👨🔧おじさん:「いやいや、もともとベランダだったとこをちょっと囲っただけで…ほら、そんな大げさなもんじゃないさ〜」
👨💼役所職員:「これは増築ですね。延床面積に含まれます。事前に申請されていますか?」
その後、建ぺい率・容積率のオーバーも発覚し、“是正勧告”を受けることに。
👨🔧おじさん:「うそでしょ…外壁もそろえたのに…そんなつもりなかったのにさ…」
こうした“つもり増築”、実は沖縄ではかなりよくある話。
👵おばぁ:「あれは部屋じゃないよ〜!ただ囲っただけさ〜」
👷♂️建築士:「でも…サッシも壁もあって、エアコンもある。それはもう“居室”です」
👵おばぁ:「中に誰も住んでないよ?」
👷♂️建築士:「住んでなくても、囲って使える構造にしていたら“建築物”扱いになります」
三方を囲って、外部と遮断できるようにしていれば、それはもう「延床面積」。
増築の扱いとなり、確認申請が必要です。
👷♂️建築士:「このままだと、売却や火災保険にも影響しますよ」
👨🔧おじさん:「いや〜そんなつもりじゃなかったのにさ…」
「外壁と揃えたらバレないと思った」──
そう思っている方、多いのではないでしょうか?
でも、違反建築は“つもり”ではなく、“法的な扱い”で判断されます。
もし、囲ったベランダや使っていないはずの増築スペースがあるなら──
いまのうちに、一度専門家に見てもらうことをおすすめします。
知らないうちに、家が「違反建築」になってしまう前に。