ユタシリーズ 第2話「この位置ダメって言われたんだけど…って、えぇ!?」

沖縄あるある 住宅事情

👩‍💼施主「えっと、このトイレの場所…ユタさんに見せたら“ダメな場所”って言われたんです」
🧑‍🎓設計士「……え?(い、今⁉)」
🧓おばぁ「この方角は“悪い流れ”が入ってくるからよ〜。昔から決まってるさ〜」


🌀間取りができてから発動するユタチェック

それは、ある日突然やってくる。
ほぼ完成していた間取りに対して──

「ユタに見せたら、“この位置じゃダメ”って言われました」

設計士の心が一瞬で折れるこの一言。
もうすでに、家具配置、配線、見積もりまで出てるというのに…


💥問題の多くは“トイレ”に集中する

ユタチェックで“直されがちな場所”は、だいたい以下の3つ。

  1. トイレ
     → 汚れたものを流す場所なので“気”が乱れるとされる。
     → 特定の方角(例:北東や南西)は「病気」「事故」と関係づけられることも。
  2. 仏壇の位置
     → 西向き、北向きNG、道路に背を向けてはいけない等、条件が多い。
  3. 玄関・キッチン
     → キッチンの火と水の配置バランスも重要視される。
     → 正面から玄関が見えるのも避けたいという声も。

🙄設計士の本音

🧑‍🎓設計士「いや、トイレは配管も絡むから、簡単に動かせませんって」
👵ユタ「気の流れをなめたらいけないよ〜」
👩施主「でも…もう、業者さんにも図面送っちゃってるし…」

よくあるこのパターン。
実際、配管や構造上、動かすには相当なコストと時間がかかることも多い。


🏚️一体、どうすればいいの?

✅ポイント1:ユタチェックは“最初”にやるべし

家族や親戚の中に「ユタ文化が根強い人」がいるなら、設計より前の段階で相談を


👨‍👩‍👧‍👦 よくある家族構成

  • 若夫婦:「信じてないけど、親が気にするから一応…」
  • おばぁ:「ユタに聞かんで家建てたら、なんか起こるよ〜」
  • 設計士:「…できれば初回打合せで言ってほしかったです…」

✅ポイント2:“誰が気にしてるか”を明確にしておく

たとえば──

  • 自分たちはあまり気にしていない
  • でも、親族の誰かが「絶対見るべき」と言ってる
  • でもでも、「結果次第で無視するかも」という微妙な立場

👂これ、設計士が一番困るパターンです。


📖そもそも「トイレの方角」って、どこまで信じていいの?

これは文化と信仰の話なので「正解」はありません。
でも、住む人が“心地よく過ごせる”かどうかが一番大事

  • 「ユタを信じてる親が毎回トイレに文句を言う」
  • 「おばぁが“あんた病気するよ〜”と毎日言ってくる」

こんな環境では、たとえ間取りが良くても落ち着きませんよね。


🤯設計あるある:ユタ指摘で発生する“地獄パターン”

  • トイレの位置を変えると、廊下も変わる
  • 廊下が変わると、収納が減る
  • 収納が減ると、LDKが狭くなる
  • LDKが狭くなると、ソファが置けない
  • ソファが置けないと「なんか住みにくいね」となる

──すべては“気の流れ”から始まったドミノ倒し


💬まとめ:ユタも設計も、敵じゃない

🧓ユタ「安心して暮らせるように、助言してるだけよ」
🧑‍🎓設計士「住みやすさを第一に、工夫してます」
👩施主「バランスって難しいけど、大切ですね」

そう、敵はいない。
でも、調整が遅れると“設計と信仰の板挟み”で誰かが泣く。

だからこそ──
最初に言って!最初に聞いて!そしてチームで動こう!


▶️次回予告|第3話「“うちの土地、昔お墓だったらしい…”って、今⁉」

「引き渡し直前に親戚のおじさんが教えてきた爆弾情報」
設計士の胃がキリキリ痛くなる“土地のいわく話”とは?

お楽しみに!

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