【石敢當】五話番外編:シーサーは、なぜ「口を開けて笑う」のか?

沖縄あるある 住宅事情

沖縄あるある 住宅事情 スケブロ

前回は、玄関前のヒンプンについてお話ししました。今回は、沖縄の家を守る守り神、**「シーサー」**についてお話しします。


シーサーは、ただの飾りじゃない

シーサーは、沖縄の家を訪れると、屋根の上や門柱で必ず見かける守り神です。本土ではあまり見かけないシーサーは、沖縄の人々の暮らしに深く根付いた、大切な存在です。

シーサーは、魔物や悪霊が家に入ってこないように、玄関や屋根から家全体をにらみつけています。これは、石敢當やヒンプンと同じく、見えない脅威から家と家族を守る、大切な魔除けの役割を果たしています。

口を開けたシーサーと、口を閉じたシーサー

よく見ると、シーサーには、口を開けたシーサーと、口を閉じたシーサーの二種類がいることに気づくでしょう。

これは、沖縄の言葉で、**「あ(口を開けた)」「うん(口を閉じた)」**と表現され、それぞれ大切な意味が込められています。

  • 口を開けたシーサー:「あ」 口を開けているシーサーは、家に入ろうとする魔物を追い払う役割があります。
  • 口を閉じたシーサー:「うん」 口を閉じているシーサーは、家に入ってきた幸せを逃がさないように、守る役割があります。

この二つのシーサーが対になって、家の幸せを守っているのです。

まとめ

石敢當、ヒンプン、そしてシーサー。これらは、沖縄の家が持つ、自然や見えない脅威から、家と家族を守るための、大切な知恵の結晶です。

このブログを読んで、少しでも沖縄の家に興味を持っていただけたら嬉しいです。


この「石敢當」シリーズは、今回で最終回となります。

今後も、沖縄の暮らしに役立つ情報を発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました