👩 観光客:「沖縄の家って真っ白でキレイだね!」
👵 住民:「新築の時だけさ〜。東と西の壁なんて、10年も持たないよ」
東西面は“住宅の弱点”
沖縄の住宅はRC造の白壁が多く、外観はまさに南国リゾートの象徴。
しかし現実は厳しく、東面と西面の外壁は10年もしないうちに色あせ・チョーキング・剥がれが始まります。
原因は──
- 朝日(東面)と西日(西面)の直射日光が強烈
- 紫外線量の多さ(本土よりも日射量が大きい)
- 台風やスコールで叩かれるように雨にさらされる
- 潮風の塩害で塗膜の劣化が加速
つまり東西面は「一日の始まりと終わりに最も強く直射を受ける」ため、他の面より早く“疲れてしまう”のです。
沖縄あるある|塗装劣化の現場
- 壁を触ると手が真っ白になる(チョーキング現象)
- ペンキが浮いて、ベロンと剥がれる
- 東と西の面だけ妙に色あせている
- 「真っ白な壁は最初の数年だけ」が合言葉
👩 観光客:「まだ築浅なのに古く見えるのはなぜ?」
👵 住民:「これも沖縄あるあるよ。朝日と西日には勝てんのさ〜」
美観だけでなく防水性の問題
👷 建築士:「塗装の劣化は見た目だけじゃありません」
ペンキの役割は“色付け”だけでなく、外壁を雨水や紫外線から守るバリア。
その膜が剥がれると──
- 雨水がコンクリート内部に浸透
- 鉄筋のサビや爆裂を誘発
- 雨漏りや内部劣化の原因に
つまり「剥がれて見栄えが悪い」だけでなく、「建物寿命を縮める」重大なサインでもあるのです。
住民ができる対策
- 10年前後で再塗装を検討
- 高耐候性塗料(フッ素・無機塗料など)を選ぶ
- 特に東西面を重点的に点検・補修
- 外壁洗浄で藻やカビを早めに落とす
👵 住民:「やっぱり塗り直し代が痛いね…」
👷 建築士:「確かに費用はかかります。でも劣化を放置すれば、補修費はもっと高額になりますよ」
まとめ
沖縄のRC住宅において、東面と西面は「直射日光の集中砲火」を浴びる場所。
沖縄あるある:真っ白な壁が“まだら模様”に変わるのは時間の問題。
だからこそ「塗装は消耗品」と考え、特に東西面を重点的にメンテナンスすることが、長寿命住宅の知恵なのです。
👉 次回・第11話は「ブロック塀の傾き──見慣れた光景の危険信号」を予定しています。