沖縄のRC住宅で“避けられないあるある”といえば、やっぱり外壁のひび割れ。
観光客が「コンクリート造なのに、なんでひび割れるの?」と驚くのに対し、住民は「台風の後は、どこかしら増えてるさ〜」と半ば諦め気味。
ひび割れはなぜ起きる?
👩 観光客:「鉄筋コンクリートって、最強の建物なんじゃないの?」
👷 建築士:「強いけれど“ひび割れ”は宿命なんです」
コンクリートは乾燥収縮や温度変化で微細なひび割れを起こします。
特に沖縄では──
- 高温多湿による膨張収縮
- 台風時の強風や豪雨での応力
- 強い日差しによる熱膨張
こうした環境が重なり、外壁やスラブに細かなクラックが入りやすいのです。
ひび割れが雨漏りを呼ぶ?
👵 住民:「小さい線みたいなヒビだから大丈夫よね?」
👷 建築士:「それが油断できないんです」
最初は髪の毛ほどの細いクラックでも、そこから雨水が浸入。
- コンクリート内部の鉄筋に到達するとサビを発生させる
- サビが膨張してさらにひび割れを広げる
- 内部まで水が回れば雨漏りや仕上げ材の剥離につながる
つまり「小さなひび」が「大きな雨漏り」へと育ってしまうのです。
沖縄特有の“追い打ち”
沖縄ならではの環境が、さらにひび割れのリスクを増大させます。
- 梅雨時の長雨:連日湿気が続き、壁の含水率が上昇
- 台風時の横殴りの雨:壁の小さなひびに勢いよく水が押し込まれる
- 強い紫外線:塗装や防水層を劣化させ、ひび割れが進行
まさに“ダブルパンチ”でひびが拡大するのが沖縄の過酷さです。
住民ができる対策
- 定期的に外壁を観察する
窓まわり・ベランダ・屋上は要チェックポイント。 - ヘアークラックなら早めの補修
シーリング材や防水塗装で水の侵入を防ぐ。 - 構造クラックは専門家へ相談
幅0.5mm以上や段差を伴うものは危険信号。
👵 住民:「結局、“ひび”とは一生付き合わないといけないのね」
👷 建築士:「そうです。でも早めに手を打てば、大事には至りません」
まとめ
「コンクリート造=頑丈で安心」と思われがちですが、ひび割れは沖縄RC住宅の宿命。
放置せず、こまめな点検と補修で、台風や梅雨にも負けない住まいを維持していくことが大切です。
👉 次回・第4話は「屋上防水の劣化──“コンクリート屋上=水槽化”の恐怖」をお届けします。