👩「冷蔵庫、ダメになった…」
👨🦱「スマホも充電切れ、エアコンも止まった…」
👷♂️建築士:「台風=停電は“前提”で準備しておくのが基本です」
沖縄では、台風シーズンのたびに停電の被害が発生します。
特に、暴風域が長時間続いたときは1〜2日以上の停電も珍しくありません。
今回は、「停電しても困らない住宅の工夫」を、建築士目線で紹介します。
✅ 台風時に起こりやすい“停電の困りごと”
- 冷蔵庫が止まって食材が全滅
- エアコン・扇風機が使えず蒸し風呂状態
- Wi-Fiが使えず仕事・情報収集に支障
- 夜が真っ暗+暑くて寝られない
- スマホ充電できず家族と連絡も取れない
👵「特に小さな子や高齢者がいる家は、本当に過酷…」
✅ 建築士がすすめる“停電に強い家づくり”
✔ 1. 採光と通風がとれる間取りに
→ エアコンが止まっても風が抜ければだいぶマシ
→ 風の通り道を意識した対角線上の窓配置がおすすめ
→ 明かり取り窓や吹き抜けも“昼間の光源”として機能
✔ 2. コンセントの位置に“非常用”を想定
→ 停電時に備えて、屋外・玄関・寝室近くにサブ用コンセントを用意
→ ポータブル電源が使いやすい位置に設置しておくと便利
✔ 3. バッテリー・発電対策はマスト
→ 【推奨】ポータブル電源(500Wh以上)+ソーラーパネル
→ 【理想】屋根の太陽光発電+蓄電池(高コストだが最強)
→ モバイルバッテリーも日常的に満充電で置いておくクセを!
✔ 4. “冷蔵庫ゾーン”の断熱強化
→ キッチン内にパントリーや冷蔵庫スペースを囲む配置にすると、停電時の保冷力がアップ
→ カーテンや断熱パネルで“冷気を逃がさない工夫”もできる
✅ 建てた後でもできる“停電ライフハック”
- USB扇風機・LEDランタンは複数用意
- スマホ用の手回し充電器(意外と使える)
- ポリタンクで水の確保(断水の備えにも)
- 車のシガーソケットからスマホ充電&給電OK
- サーキュレーターと氷入りクーラーボックスで“即席冷房”
👷♂️建築士:「“もしもの停電”は、建築+家電+備蓄のトリプル対策で乗り切れます」
✍️まとめ
台風のとき、ただ屋根や窓を守るだけでは不十分。
停電=生活インフラがすべて止まる前提で、住宅にできる工夫はたくさんあります。
☑ 間取りと通風で快適性を確保
☑ コンセント配置や備蓄動線を意識
☑ ポータブル電源は“現代の非常食”
“安心してこもれる家”こそ、災害に強い家です。
📝次回予告
【台風と住宅】第16話「台風時、換気扇は止めるべき?」
意外と知らない“換気扇”のリスクと、強風時にやるべきダクト対策とは?