👩「台風の翌朝、窓のサッシから水が逆流してきて…」
👷♂️建築士:「それ、排水口が詰まって“ベランダプール”になってた可能性ありますね」
沖縄の台風被害といえば、屋根・窓・飛来物が注目されがちですが、
意外と多いのが“ベランダの排水トラブル”による室内浸水。
今回は、**見落としがちな“ベランダ排水の落とし穴”**についてお話します。
✅ 台風時の「ベランダプール現象」とは?
ベランダの排水口が落ち葉や泥で詰まると、
雨水がどんどん溜まり、まるで“プール状態”に。
やがてサッシの立ち上がりを越えて、室内に浸水…!
👵「うちは寝てる間に水が入ってきて、畳が全部ふやけてたさ〜…」
✅ よくある“浸水の原因”チェックリスト
- 排水口に落ち葉・泥・鳥の羽が詰まっている
- ポリバケツやプランターを排水口の真上に置いている
- 雨樋(ドレン)が詰まって機能していない
- 窓サッシ下にゴミや砂がたまって排水できない
✅ 台風前の“ベランダ対策”3つのポイント
① 排水口のゴミを徹底掃除
→ 落ち葉や泥は前日までに取り除く
→ 念のため**排水テスト(バケツ1杯の水を流してみる)**もおすすめ
② ポリバケツ・鉢植えはすべて屋内に避難
→ 風で飛ばされるだけでなく、排水をふさぐ原因に
→ 重しのつもりで置いたコンクリートブロックが排水口をふさいでいた例も…
③ サッシ下の溝&給気口の確認
→ サッシの下(レール)は水が流れる設計になっている
→ タオルやタライを置いてもOKだが、排水をふさがないように注意
→ 室内への風雨侵入を防ぐために給気口はガムテで一時的に塞ぐのも◎
✍️まとめ
ベランダは“雨水のたまり場”になる場所。
いくら屋根や壁が頑丈でも、排水トラブルで室内に水が入ってきたら意味がありません。
☑ 排水口の掃除
☑ 飛ばされそうなものはすべて撤去
☑ サッシ・給気口のケアも忘れずに
これだけで、“ベランダからの水害”はかなり防げます。
📝次回予告
【台風と住宅】第12話「バケツ逆さにする?うちなー流“台風前の儀式”」
なぜか県民みんながやってる「バケツを逆さに置く」あの行動。
その理由と“効果的な置き方”を、建築士と一緒に検証します!