👩🦰施主:「ここにお風呂、ここにトイレでお願いします!」
👵おばぁ:「は?ダメだよ!そっちは“鬼門”!トイレなんて置いたら災いが起きるよ!」
👷♂️設計士:「(うわっ、また来た!風水問題…!でも、やれるだけやってみましょうか)」
🧭そもそも、“鬼門・裏鬼門”って何?
風水や家相では、家の中心から見て【北東】を「鬼門」、【南西】を「裏鬼門」として忌避します。
この方位は、古くから
- 鬼(邪気)が出入りする方角
- 日当たりや湿気の問題が出やすい
…という“理屈”のある方角でもあります。
🛁【お風呂場】が“鬼門”にあるとマズいと言われる理由
- 湿気がこもりやすい → カビ・腐食の原因に
- 寒くなりやすい → 健康を損なう場所になる
- 水の気が悪い方角とぶつかると「金運が下がる」とされる
🛠設計的にできる対策:
- 断熱・換気・調湿設計の強化!
- 高断熱材+乾燥しやすい素材(例:RC+珪藻土など)
- 強制換気ファン+通風計画
- ヒートショック対策として【脱衣室と浴室の温度差を小さく】
- 離れた場所に視覚的に“水回り”を感じさせない工夫
👷♂️:「方角はどうにもできなくても、住環境は設計で整えられます!」
🚽【トイレ】が“鬼門”にあるとマズいと言われる理由
- 汚れ・悪臭がこもる → 邪気を招く
- 家族の健康や金運に悪影響がある
- 鬼門のトイレ=「家庭内不和のもと」とも…
🛠設計的にできる対策:
- 最新のトイレは“空気清浄機”レベル
- 換気+消臭機能付きのトイレ設備を導入
- 内装に“木目や温かみのある色”を採用(風水的にも吉)
- 扉の向き・照明計画でトイレが目立たないようにする
👷♂️:「“鬼門にトイレ”でも、目に見える・臭う・寒いを防げば“気になる空間”にはならない!」
🍳【キッチン】が“裏鬼門”にあるとマズいと言われる理由
- 火と水が混在するため、バランスが難しい
- 家の“財”を管理する場所 → 家計に影響が出ると信じられている
- 油・臭い・熱がたまりやすく、家の“気”が乱れる
🛠設計的にできる対策:
- 回遊動線・パントリーで“気の流れ”を良くする
- 換気計画と断熱で“熱こもり”を防ぐ
- キッチン背面に“木や緑”を配置 → 気を整えるインテリアに
- キッチン全体が清潔で明るくなるように照明を工夫
👷♂️:「裏鬼門にキッチンを置いても、“清潔感”と“動線”で家の気は整います!」
📚現代設計と風水は“ケンカ”じゃない
風水や家相は、元をたどれば「昔の人の知恵」。
湿気・日照・風通しなど、いまの“設計基準”と共通点も多いんです。
ただし…
🏚 昔:敷地が広い/方角に合わせて建てられた
🏠 今:狭小地/北接道/建築基準法との兼ね合いあり
→ 「昔のまま」では通用しない場面も多い。
👷♂️設計士のひとこと
「“この位置ダメ”って言われたとき、ただ直すだけじゃダメ。
なぜダメなのか?を知ったうえで、“じゃあこうしたら?”と設計でカバーしていく。
それが、プロの設計士としてできる最大の仕事です。」
✅まとめ|風水は“ヒント”、設計は“解決策”
- 気にする家族がいるなら、最初から風水条件をヒアリング!
- 設計で気になる方角にある“弱点”は工夫でカバー!
- 「納得して住めること」が、いちばんの開運住宅
次回は…
▶️ユタシリーズ第7話「“玄関、こっち向けって言われたんだけど!?”方位と家族の大論争」
…に続きます!