── 親戚のおじさん、最後の最後に大事なことを思い出す説。
👨💼設計士:「いや~、いよいよ来週、引き渡しですね!
あとは残工事とカーテン取付ぐらいで完了ですよ!」
👩施主:「ほんとここまで長かった…。でも夢のマイホーム、やっとですね〜!」
📦(ワクワクと引っ越し準備を進めるご家族。その時──)
🧓親戚のおじさん:「あっ、そういえばよ…昔この辺、“お墓があった”っておじぃが言ってたような気がするわけさ〜。」
👩施主:「え、え!? それ、もっと早く言ってくれないと…!!」
👷♂️職人:「はい、ユタ案件入りまーす。」
🌀いわく付き!? 土地の「あと出し情報」あるある
沖縄では、土地をめぐる“昔話”があとから発掘されることが少なくありません。
- 「実はそこ、昔は拝所だったって…」
- 「昔の集落のはずれで、なんかあったみたいよ…」
- 「お墓があった場所だけど、今は埋め立ててるから大丈夫よ(根拠なし)」
──などなど。登記簿や役所の資料には載っていなくても、「地元の人が知ってる話」は意外と多いのです。
そして、そういう話に限って、完成間近でポロッと出てくる。
🔎ユタ vs 設計士 vs 施主|三すくみ構図ふたたび
👩施主:「これ、どうしたらいいんですかね…やっぱりユタに見てもらうべき?」
👨💼設計士:「いやいやいや、間取りも構造も審査も完了してますよ…ここで変更となると全部やり直しになります…(震)」
🧓親戚:「オレは別に気にしてないけどね〜。でも昔の人は大事にしてたよ」
👩施主:「それ一番困るパターン!」
🧠ちょっと学びポイント|「沖縄の土地と“目に見えない話”」
沖縄では、**ユタや風水(フンシー)**に基づく土地選びや家づくりが、今も生活に根付いています。
- 土地の向き(東向きはダメ?南西がいい?)
- 拝所との位置関係
- 水の流れや井戸、地形の“気”の流れ
特に、集落のはずれや昔から人が住み着いていなかった場所には、何かしらの理由があることも。
それを知ってるのが、意外と**“口の軽い親戚”**だったりします(笑)
📝設計士の本音
「いやほんと、土地契約前に言ってもらえれば、対応できたんですけどね…」
「もう着工してから変更ってなると、構造計算やり直し、確認申請もやり直しで…(白目)」
「完成後の“やっぱ気になる”が一番胃に来ます…」
──現場では、科学と信仰、実務と習慣のギャップに悩まされる場面が実際にあります。
✨次回予告|「設計図?ユタの言う通りに描き直して!」
いよいよユタの言葉が、設計図面に影響を与え始める──!?
現代建築と精神文化のせめぎ合い、第4話もお楽しみに!