〜それ全部、屋根の上に乗せるんだ!?〜
📸 まずは見上げてみよう。屋根の上が、にぎやかすぎる件
沖縄の街並みを歩いていると…
ふとした瞬間に、気づく人は気づく。
「……あの家、屋根の上が大渋滞してない?」
──そう、沖縄の住宅の屋根の上は、まるで**“生活のミニ展示場”**。
本土の感覚では「普通そこ置く?」と思うようなモノたちが、屋根の上で鎮座しているのです。
🧱①やっぱり定番!シーサー(※基本ペア)
魔除けとして欠かせない、沖縄の守り神・シーサー。
昔ながらの赤瓦屋根の上に「阿吽」で1対ずつ。
👴「向かって右がオスで左がメスね〜」
👵「屋根の四隅全部にシーサー乗せてる家もあるよ〜」
もはや“いるのが当たり前”すぎて見過ごされがち。
📡②アンテナ&ソーラー温水器
- テレビアンテナ(昭和タイプの金属骨組み)
- 銀色のソーラー温水器(真夏に激アツ)
👨🦳「あの銀のタンクは“太陽熱”でお湯沸かすやつさ〜」
👩🦰「昔は給湯器が無かったから重宝してたってば〜」
近年はソーラー設備の老朽化と共に**“置きっぱなし遺産”**になっていることも…
🧰③物置き!? 謎の小屋がある家も
「えっ、なんで屋上に物置?」
と思いきや、沖縄ではよくある光景。
- 草刈り機
- 網戸のストック
- 古タイヤや祭り道具
などなど、収納スペースとして屋上が使われがち。
👩🦳「台風来たら全部飛んでくから、ちゃんと重しのブロック乗せておくんだよ〜」
👨🦳「それが逆に危ない説もあるけどね〜笑」
☀️④タンクの進化の名残
- 丸型ドラム
- キノコ型タンク
- 四角いボックス型
- サビサビの鉄製…!?
歴代の屋上タンクが並ぶ家も存在。
中には使われなくなったものをそのまま放置しているケースも。
💭屋根の上に“暮らしの歴史”が積み重なってる
沖縄の家の屋根は、単なる「ふた」じゃない。
そこには、その家で暮らしてきた人たちの暮らしの知恵や工夫、時に放置された忘れ物たちが積み重なっているのです。
👩🦳うちなーおばさんの一言
👩🦳「あんた、“屋根裏”より、“屋根の上”の方が面白いのよ〜」
👨🦳「たまには見上げてみたら? うちなんちゅの家の“履歴書”が見えるかもよ〜」
🏠沖縄の屋根の上には、住まいの“今”と“昔”がぎゅっと詰まっている。
何気なく見上げた先に、
その家のストーリーが顔をのぞかせているかもしれません。