〜屋上タンク、ただの箱じゃなかったさ〜〜
🌀【暴風圏、完全シャットダウン】
風速50mを超える暴風雨。
電気は止まり、スマホは圏外。
街中の水道も止まり、トイレすら流せない──
それでも。
👩🦳「はいよ〜、まず歯磨きして、顔洗って、次は洗濯ね〜」
と、普段通りに動くうちなーおばさん。
👨🦱「え、うち今、断水してるよ!?」
👩🦳「は?だから何?」
👨🦱「なんで水、出てるの!?」
💧【その水、どこから来てる?】
うちなーおばさんが指さしたのは──
屋根の上に、どっしりと構える白いタンク。
👩🦳「あれよ。あれがあるから水は自給自足さ〜」
🧠【実はすごいぞ、屋上タンクの仕組み】
- 沖縄住宅の屋上タンクは、水道の水をいったん溜めておく貯水装置
- ポンプで屋上まで上げた水を、重力で自然に落として使う
- 停電しても、ポンプが止まっても、“落ちる力”だけで水が出る!
つまり──
電気が止まっても、水は止まらない家がある。
👨🦱「まさか、昭和の知恵が令和の災害に勝つとは…!」
🧓【うちなーおじさん、語る】
👨🦳「昔からよ〜、断水になっても風呂入れてたのはタンクのおかげさ〜。
トイレも流せるし、顔も洗える。だからタンクのある家は“災害強者”さ〜」
👩🦳「水だけはね、止めたら生活が崩れるのよ。
ごはんがカップ麺でも、歯ぐらい磨かんと生きてる心地がしないでしょ〜?」
💭【今、タンクを設ける意味】
確かに、新築ではタンクをつけない家も増えてきた。
でも──
- 停電が長引く地域
- 離島や高台エリア
- 台風の多い沖縄ならではのライフラインリスク
こうした背景を考えれば、
“屋上タンク”という選択は、未来への備えにもなる。
👩🦳「見た目がダサいとか言うけどさ〜、
生き残ったのは、うちの水だったさ〜」
✨次回予告|第5話「タンク、残す?壊す?空き家再生で出てくる“あの問題”」
空き家を買ったら、屋上にドーンとタンクが残っていた…。
撤去する?残す?費用は?法規制は?
──次回は、屋上タンクと空き家リノベにまつわるリアルな話をお届けします!