🌿「あの家、誰が継ぐの?」
口に出した瞬間、場の空気が変わる。
集まった親戚たちの目線が、スッと泳ぐ。
👴「長男のあんたでしょ〜?」
👩🦰「いやいや、今はそういう時代じゃないさ〜」
👨🦱「家だけじゃなくて仏壇もあるよ?」
👵「でも嫁に出た身だし…って言いながら、実家には戻ってくるんだからさ〜」
こうして「空き家」の話は、今日も宙ぶらりん。
⏳いつのまにか、時間だけが過ぎていく
数年前までは、お盆になるとにぎやかだった実家。
親戚の子どもたちが走り回り、仏壇にはヒラウコーが立ちのぼっていた。
でも、誰かが亡くなり、誰かが島を離れ、
気づけば“帰る人がいない家”になっていた。
そして今、その家は──
・草が生い茂り
・網戸が破れたままで
・壁にヒビが入り
・郵便物が詰まったポストが、そのまま
📦“空いてる実家”が空き家になるまで
誰かが「そろそろ売ったほうがいいんじゃない?」と言っても
「まだ決まってないから」「まだ親がいるから」と話が流れ続け、
結局、誰も住まない・使わない家が、そこに残る。
沖縄には、そんな実家が少なくありません。
🔁「引き継ぐ」とは、住むことだけじゃない
家を継ぐ=そこに住むこと。
そう思っていませんか?
でも実際は…
・管理する人を決める
・修繕や売却を相談する
・仏壇や想いをどう残すか考える
“家と向き合う”こと自体が、引き継ぐことの第一歩です。
🌺そして、未来へ──
誰かが踏み出さなければ、家はそのまま風化していく。
でも誰かが声を上げた時、そこからはじまる未来もある。
🏠「使わない部屋だけリフォームして賃貸に出す?」
じゃ仏壇どうするばー? 皆沈黙・・・・
🏡「親の思い出は残しつつ、二世帯にリノベして住む?」
親戚「良いんじゃない!」 嫁の心情「無理 無理 無理 無理」
🛠「売る前に、一度だけ親戚で集まって“お別れ会”をしようか」
誰が段取りするば? 皆沈黙・・・・
“空き家問題”の裏には、人と家族の物語があるのです。
👵リアルうちなーおばさんの一言
👵「住まなくてもいいからさ〜。たまに顔見せて、草刈りして、空気入れ替えてくれたら、あの家も喜ぶはずよ〜」
💬まとめ|“空き家”にしないためにできること
- ✅ 家族のなかで、まずは話し始めること
- ✅ 住む・使う以外の「残し方」を考えること
- ✅ 家を責めず、人を責めず、「思い出」と一緒に考えること
📚番外編:その後のうちなー家族
──空き家だったあの実家、どうなったのか?
ついに動き出した、“後日談”へ続きます!