感動の最終回!あの場所に、新しい未来が生まれる?
すべては、一本の高圧洗浄機から始まった
ある朝、いつもの“あの角”に変化が起きた。
見慣れたシミが、うっすらと消えている。
「…なんか、いつもと違う?」
通学中の子どもたちがざわめく。
そして現れたのは、リアルうちなーおじさん。
手には、ピカピカの高圧洗浄機。
背中には、“覚悟”があった。
👴「…もう、終わりにしようかな」
長年、自らも通ったこの角。
怒られたこともあれば、注意したこともあった。
でも、ふと思った。
「次の世代に“これ”を残していいのか?」
「オジーの代から続いたシミ、ここで止めてもいいんじゃないか?」
おじさんは無言でスイッチを入れた。
🚿シューーーーーッ!!
高圧の水が、ブロック塀を叩く。
みるみる落ちていく、歴史のシミ。
通りすがりの中学生が拍手を送る。
犬の散歩中のおばさんが笑顔を見せる。
地域がちょっと明るくなった気がした。
👵リアルうちなーおばさんの涙コメント
👵「あんた、やっと洗ったね〜。
ずっとやれやれ言ってたさ〜、アンタが最初にやるとは思わんかったさ〜…!」
🧼その日から、塀の前に花が植えられた
近所のネーネーがガーデニングを始めた。
塀の前にプランターが置かれた。
「この花たちを守るために」という看板までついた。
もう誰も、そこに“する”ことはなかった。
🌱「角」は終わらない。ただ、生まれ変わるだけ。
沖縄の住宅街にあった、ちょっとした“あるある”。
だけどその場所には、
人と街の歴史、習慣、笑い、そして優しさが詰まっていた。
文化か、迷惑か。
伝統か、ただのクセか。
全部まとめて「沖縄っぽさ」として笑って受け止められるなら、
このシリーズはきっと、意味があったんだと思う。
🌺【おしまい】
ご愛読ありがとうございました。
また新たな「沖縄あるある」シリーズでお会いしましょう!