🦎夜の静けさに…「カサッ」「ピタッ」って聞こえたら
「ギャー!」と驚く人もいれば、
「おっ、ヤール〜いるねぇ」と安心するおばぁもいます。
沖縄の家にしれっと住み着いているこの生きもの、
それがヤモリ。沖縄では**「ヤール〜」**と呼ばれ、
家を守る神さまとして親しまれています。
🏠なんで「ヤモリ=家守」なの?
語源はそのまんま、「家を守る」で
イエモリ → ヤモリ。
昔からヤモリは、害虫を食べてくれる存在として
「家の厄を食べてくれる」ありがたい存在でした。
沖縄ではとくに、自然や動物に神が宿るという信仰が根強く、
ヤール〜にも「家に福を呼ぶ存在」としての役割があるんです。
🌴方言で「ヤモリ」はなぜ「ヤール〜」?
これは音の変化+沖縄流の愛着表現。
- ヤモリ → ヤームー → ヤール〜 …みたいな感じで、音が転じていったと考えられます。
沖縄方言では、「〜る〜」と語尾がのびる言葉が多くて、
それがまたかわいらしく、親しみが湧くんですよね。
沖縄の人たちが生き物に自然とあだ名をつけるのもあるあるです。
☀昼は見えないけど、夜になると登場
ヤール〜は夜行性。
昼間はどこかに隠れていて、
夜になると「窓の明かり」や「玄関灯」に集まる虫を狙って現れます。
壁にピタッとくっついた姿が、
なんともいじらしくてかわいいんです。
❌ちなみに「イモリ」とは別モノです
混同されがちですが、違います。
🧓沖縄のおばぁはこう言う
「ヤール〜がいる家は、いい家さ〜。ちゃんと守ってくれてるよ〜。」
虫を食べてくれて、家の中にササッと現れて、
静かにひっそりと暮らしを守ってくれる存在。
それが、ヤール〜です。
🌈ということで
「ギャー!ヤモリ〜!」じゃなくて、
ちょっと微笑んでこう言いましょう。
「今日も守ってくれて、ありがとね〜ヤール〜。」
📸次回予告?明日掲載?
→【沖縄あるある】第2話 ヤール〜が落ちた!?
ベッドの上で始まる小さなパニック
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